アルピニスト養成アカデミー 沢登りデビュー戦!!@水根沢

アルピニスト養成アカデミーの夏は、沢登り!!

沢はクライミングと直結はしないかもしれませんが、体力が付くし、自然の音に耳を澄まし、雄大さや厳しさを感じ取る力を養える、非常に貴重な体験です。
残置支点は錆びて、残置スリングはいつきれるか分からない。そこで自分自身でプロテクションを設置し、または自然の支点(灌木や岩角など)を利用する技術を、必要に迫られて使うので、私は沢登りが冬の岩壁に通ずるものを持っていると感じています。

さて、沢登りの第一回目は奥多摩の水根沢でした。水根沢は奥多摩湖のそば、水根沢バス停のある所からアプローチします。遡行時間は短いですが、水量は多く、所々背の立たない深淵を泳ぐことになります。
沢登りのガイドブックをみると、初心者向けになっていますが、決して初心者同士ではいかないようにしてください。必ず信頼できる経験者の方や、ガイドと行くようにしてください。


入渓点で遡行準備をする受講生のみなさん

この日は朝はざあざあぶりの雨でしたが、奥多摩に近づくころには雨は小降りとなり、空も幾分明るくなってきました。今回の受講生さんは、一人は沢登り2回目、もう一人は沢登り初めてです。準備をして、いざ沢に入ると、「おぉぉ~冷たい!!」と言いながらも表情は今日の山行への思いで輝いています。
ばらく普通の川原を歩いて行くと、滝やゴルジュ(峡谷)地帯に入りました。


日ごろ鍛えているクライミング技術で、安定して登る受講生さん

傾斜が緩く、手掛かりもしっかりしている滝は、ロープを付けないで登ります。その後核心部に入りますが、そこからは私がロープで確保しながら登って頂きました。(なので後半は写真がありませんm(__)m)

 

背の立たない滝つぼを泳いで突破し、滝を登る

しばらく登っていくと、大所帯のグループの方々にお会いしました。稜朋会の皆さんで、16人で来られたそうです。賑やかで楽しそうに登られていました。山岳会が賑わっているのは、とても嬉しい事です。集まる所には集まっているのですね! これだけ多くの方がバリエーションルートを志していることは、とても喜ばしい事です。

私たちは稜朋会のみなさんより少し下流で、この日の遡行を終え、踏み跡を辿って林道を下山しました。気合の入った受講生の皆さんには少し物足りないかな、鍛えたりないかな、とも思いましたが、再び雨だったので、この日は大人しく温泉に向かう事にしました。

沢登りをしていて、トポ(ガイドブック)と地形図を見ながら、迷わず安全に登りきることができるようになれば、一定レベルに達していると言っていいですが、さらに踏み込んでトポを見ないで地形図と現場判断で、滝を直登するのか、高巻くのか、そして高巻いたなら、どこから沢に戻るのかを判断できるようになれば、なかなかのレベルに達している証だと思います。そこにたどり着くには、登攀登攀の日々を重ねなければなりません。決して怪我をせずに練習をしながら。

次回のアカデミー沢合宿は、奥秩父の原始林に流れる美しい沢、大常木谷です。たくさん深淵を味わって頂きます!!

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