2020年9月29日(火)
1名のお客様を、左岩稜へガイドしてきました。
クラックから始まる1ピッチ目。出だしは少し傾斜の強いフェイス登り。
そして大きなテラスからいよいよ綺麗なハンドクラックの始まりです。

カムサイズは#2~4。ほぼ直上するクラックでクセはないのですが、朝一での5.9クラックは身体が柔らかくなっていないので、少々緊張気味。

クラックの上にはこれまた広いテラスがあり、ステンレスボルトが2本打ってあります。

そして2ピッチ目は凹角の奥にフィンガークラックが見えます。ビレイポイントからは隠れて見えないのですが、フィンガークラックのすぐ左には半身が入るワイドクラックが縦に走っています。これとフィンガークラックを併用しながら登っていきます。

3ピッチ目は短いハンドクラックから石門のようなワイドクラックへ。
クラック初めての方にはここが一番辛いのではないでしょうか。

私のお客様は5.10cを登れる実力がありますが、クラックは本日が初めて。なので私は目の前のワイドクラックを直上せず、ワイドクラックの中をずりずりと通過して壁に行き当たったところでピッチを切りました。お尻がスタックしてしばらくもがきましたけど笑。

そして3ピッチ目の後半はバック&フットやハンドジャミングなどのコーディネイションを駆使してこれまたボルトが2本打ってあるビレイポイントへ。

4ピッチ目はとても易しいピッチです。少しスラブを登った後、10mほどの土歩き。

5ピッチ目、いよいよ高度感と露出感が顕になってきました。ところどころに残置ボルトや残置ピトンが残っています。またカムが使える所も散見されました。

5ピッチ目の終了点は残置ピトンとリングボルトのあるところでピッチを切りました。この10m上にはステンレスハンガーボルトがありますが、ロープの流れを考慮して手前でピッチを切ることにしました。

6ピッチ目は最高にスリルのあるナイフエッジを行きます。露出感はすごいですが、手足ともにホールドがしっかりしているので問題なし。

7ピッチ目もとても気持ちの良いナイフエッジ登り。

8ピッチ目はほぼ歩きで、最後のハサミ岩の間に到着します。ここにはいにしえの祠が祀ってありました。

9ピッチ目、左側の岩塔のスラブを登ります。短いですがホールド・スタンスは非常に細かくやや難しいです。

そしてピッチの最後はハサミ岩の頂上に立ちます。眼下には芦沢の集落が見下ろせて、とても心地よい時間です。

終了点からは15mの懸垂下降で、登山道の通る広場へ降り立ちました。

そこですべての装備を外して、登山道を下ります。クライマーの足なら20分で駐車場へ到着です。

晴れマークの天気予報でしたが終日曇りで、クライミングにはちょうど良い気温でした。長袖シャツでちょうどよい気温。

この日は平日でしたが我々を含めて3グループがこのルートを登っていました。

あと3週間ほどもすれば、紅葉を見下ろしながらの素敵なクライミングができるでしょう。

★使用ギア
キャメロット♯0.3~4 1セット
クイックドロー5本
スリング 60㎝×2、120㎝×2、180㎝×1、240㎝×1
ロープ シングル8.6㎜×50m
カラビナ多数